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当たり前のことを、当たり前にする

当たり前の仕事
を怠らない

成功のヒントは難しいところにあるのではなく、当たり前の仕事に隠れていると考えています。その最たるものの1つが持ち場の環境整備。たとえば、機械を磨いているときに気づく微妙な音の変化は、トラブル回避につながります。トラブルを防いだことで周りから褒められることもあるでしょう。人は褒められるともっと褒めてほしいと思うもの、褒められる方法を自分で考え、行動するようになります。社員の自立性は言うまでもなく、企業の成功に必要不可欠な要素です。

当たり前に安全
なものをつくる

私たちは製品をつくるとき “自分の家族に食べさせたいか”を問います。とてもシンプルです。しかし、この問いに応えるためには国の基準をクリアするだけでは足りません。独自のゴールを決め、たとえ年月がかかろうとも、恐れず挑戦していく企業としての決意が必要です。

当たり前のことを当たり前にやることは、実はとても難しいことです。仕事とは、ものづくりとは何か? そんな想いを、このポリシーに込めています。

平金産業には、
数々の「日本初」があります

フィッシュミール
プラント日本第一号機を導入

魚粉は、魚のアラを煮て絞り、乾燥させてつくります。日本では長らくこれらの工程を個別の機械で行ってきましたが、効率と臭気に課題がありました。そんな折、デンマークに脱臭機能付きのフィッシュミールプラントがあることを知った先代の社長は、早速デンマークに飛び立ちます。そして1971年(昭和46年)、デンマーク製フィッシュミールプラントを日本で初めて導入するにいたりました。

導入後は、全国から同業者および行政やメーカーが見学に訪れ、これを発端として、日本製フィッシュミールプラントがつくられるようになりました。

100%マグロ魚粉を全国で初めて 製造・販売

マグロに付加価値を見出す取り組みは、2015年に「マグロだけで魚油をつくってほしい」というOEM製造の依頼を受けたのがきっかけです。魚油をつくる過程では魚粉もできるため、それを「100%マグロ魚粉」として販売したところ、一躍人気製品に。当時、マグロだけの魚粉は日本になく、当社が初の試みだったのです。

現在、マグロ原料による製品は、水産飼料の原料、DHAの原料、液体肥料、コラーゲンと、当社の躍進を後押しする存在に成長しています。

原料を発酵
させてつくる発酵肥料は全国唯一

1993年、自社製造の魚粉と菜種粕や大豆粕などを原料とした発酵肥料の製造・販売をスタートさせました。酒粕など、すでに発酵したものを原料とする発酵肥料は世の中にありますが、発酵肥料をつくるために原料そのものを発酵させてつくる肥料は、私たちが知る限り他に見当たりません。この背景には、手間と技術に見合う利益が見込めないという現状があるからだと思われます。

しかし、これからの時代、発酵肥料はなくてはならないものになっていくと確信しています。「土を生き返らせ、当たり前に安全な農作物をつくる」。この想いを胸に、発酵肥料の挑戦はつづきます。

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