当たり前に安全な農作物をつくるために
魚粉は古くから肥料原料に用いられており、当社も1960年の創業当時から肥料メーカーに供給してきました。その中で見えてきた農業の課題が「土」です。
一時代を築いた化学肥料や農薬は、確かに農作物の生産性を飛躍的に上げました。しかし、長年化学肥料や農薬を使っていると土着菌がいなくなり、連作不可能な土になってしまいます。そして、当然のことながら身体への影響も見逃せません。
平金産業の肥料の特長
肥料事業では、有機肥料、発酵肥料、発酵土壌改良剤を製造しています。製品のキーになっているのは「魚粉」「発酵」「核酸」「月桃」です。これらは食味の向上、収穫量アップ、防虫作用、土着菌による土壌改良といった農業に必要な幾つもの効果を生み出します。
まず魚粉は、数ある有機質肥料の中でもミネラルとアミノ酸が豊富なため、農作物の甘みや旨みを高めます。動物性たんぱく質はもともと植物に吸収されやすいものですが、ここに自然由来の発酵菌を加えて分解させることで、さらに吸収性をアップ。
低日照・低温などの悪条件下でも、力強く育てることができます。
核酸とは細胞の核を構成するものです。核酸を入れることで細胞分裂が活発化し、成長を促しつつ農作物本来の味わいを引き出します。そして、月桃が持つ抗菌作用と、発酵による土着菌の増殖によって、病害虫被害が生まれにくい好環境を実現。
有機栽培や無農薬栽培の虫がつくという問題にもきちんと向き合い、持続可能な農業の実現にお役立ちいたします。